木々の間に遠く見える真っ白な斜面。
たった今滑り降りてきた斜面が見えます。
時折り振り返り、眺めては溜め息が出る。
言葉にならない達成感と満足感。
今夜のビールは美味いやつ。
下山する直前の判断で...
こんなにもパウダーでノートラックの大斜面を、このまま残した状態で帰れるのか?
皆がそう自問自答したかどうかはわかりませんが...おかわりしちゃいました!
欲張り屋の欲しがり屋さんです。
路面にはだいぶ雪があったので元々デポチャリは無し…。
朝のうちに断念していました。
そして、2人の同行者は本格的なバックカントリーのデビュー戦だったため、おかわりする予定など毛頭ありませんでした。
滑りきる直前までは...。
なのでスキー場の駐車場まで徒歩で45分の道のりを極力急ぎます。
急いで名木山リフトへ向かいます。
もし今朝同様に山頂のグラート・クワッドがもう動いてなければ諦めましょう、と。
そしたらしっかり動いておりました。笑
バックカントリー1ラウンドをみっちり滑って、さらに45分歩いてからではかなりの疲労感です。
グラートを降りて登山口まで来てみれば、もうそこには誰も居ません。
登山客2名が下山してくるのみ。
この時間からハイクアップを開始する人なんてどこにもいません。
天気も安定しています。
ハイクアップは極力短め。
標高はあまり上げず早々にドロップインです。
このスケール感、伝わりますでしょうか。
うねりのある地形。
その地形を活かしたダイナミックな滑りを意識。
もう日が傾き斜面は影の中。
気温も一気に下がります。
その分締まった雪でさらに走ります。
気持ちいい。
ゲレンデでは決して体感できない貴重な斜面。
日陰なのが残念。
バックカントリーでの経験は滑走技術に幅を持たせてくれます。
迫力ある滑りにはスピード感が必須。
もうクタクタです。
朝一のグラートが止まっていた事と、徒歩45分が効きましたね。
対策を考えないといけません。
滑り終わってみれば無事に帰れたことに安堵と感謝。
なんとも貴重な一日となりました。
かなりハードなスケジュールとなり、お初のお二人にはきっと負担が大きかったはず。
初日からすみませんでした。
そしてお疲れ様でした。
当店で、ましてや僕からご購入頂いている大切なお客様様ですから最高の一日を提供できました。
何を買うか...ではなく、どこで買うか。
そして誰から買うのか...コレが大事。