- スケートボードの選び方 -
「スケートボードを始めたいんだけど、どんなものを選んで良いかわからない・・・」
初めてスケートボードを買うとき、誰もが思う事です。大きさも価格も様々。どのように選べば良いか、わからないことだらけですね。今回は初めてスケートボードを購入する際の選び方のポイントを解説します!まずは、こちらの動画をご覧ください!
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目次
スケートボードを始めるには、もちろん道具を揃えることが重要になってきますが、その前にまず「スケートボードとは何か?」を知る必要があります。ここでは、スケートボードの種類について少しだけ解説します。
まずスケートボードを選ぶ上で一番重要なのは・・・
【どんなスケートボードをしたいのか?】です。それにより「どんなボードを選ぶか」が、変わってきます。風を切って滑りたい、カッコよくトリックを決めてみたい、サーフィンの練習用に使いたいなど、その用途は様々。
ここではメインとなる【ストリート&パークスケートボード】【サーフ(ロング)スケートボード】【クルーザー】3種類のスケートボードの種類を説明します。
スケボーと言えば、ほとんどの人がこの種類のことを思い浮かべると思います!東京五輪で新種目に採択され注目を集めている、最もオーソドックスなタイプの種類になります。
街(ストリート)やスケートパークなどで乗られている基本的なデッキ(板)なので乗りやすく、様々な技にも挑戦しやすい形となります。要するに一般的に使われているのがこの種類のスケボーです。ストリートスケートボード とパークスケートボードでは、デッキの種類も異なります。デッキの説明はSTEP.1でご説明致します。
〈ストリートスケートボード 〉
〈パークスケートボード 〉
雪や波がなくてもスノーボードやサーフィンの感覚を味わうことができるスケートボードをサーフ(ロング)スケートボード、略してロンスケと言います。
ショートスケートボードよりもデッキが長く、スケートボードの中で一番長い形をしています。ウィール(車輪)も大きく、板の中央がしなるので波に乗っている感覚に近いのが最大の特徴。主にサーフィンやスノーボードなどのオフトレニーングをストリートで練習する目的で使用されることが多い種類です。
ミニクルーザーはショートスケートボードよりも小型ですが、ウィールがロングスケートボードのように大型で柔らかいので、荒い路面でもとても滑りやすいです。移動のしやすさと安定感があり、クルージングを楽しみたい方には最適な種類のスケボーです。
比較的に低価格で、カラフルかつオシャレな種類が多いので2〜3万円程するショートスケートボードに手が出しにくい人にもおすすめ!
どのスケートボードがやりたいか決まれば実際に、スケートボードを選んで行きましょう!
今回は一般的なスケートボード(ストリートスケートボード)について説明して行きます。
スケートボードにはもう出来上がっているコンプリートのものと、パーツを選んで組み立てるスケートボードがあります。初めての場合、組み上げて作るものはデザインや形などの種類が多く、実際は何を選んだら良いか分からないことがほとんど。どちらが良いという訳ではありませんが、迷っている様であれば、まずはコンプリートされているものがお勧めです。その後、板やパーツを個々に交換していき自分にあった最高のスケートボードを組み上げてみてはいかがでしょうか!
ムラサキスポーツお得情報
また、ムラサキスポーツでは下回り(トラック、ウィールなど)のお得なセット『GO SKATE SET』も販売しているので。好きなボードをチョイスし、下回りをセットで購入しコンプリートを組む方法もあります。
詳しくは、こちらから!
● 何を選んだら良いか分からない時に、チョイスが容易。
● 価格的にもお財布に優しい(9,000円代〜19,000円程度で購入が可能)。
● 価格が安い分、個々のパーツが大量生産品の商品が多い。
● サイズやデザインが限られてしまっている。
● デッキやトラック、ウィールのデザインを自分で決めるためオリジナルのスケートボードを作る事ができる。
● それぞれのパーツにたくさんの種類があるため、選ぶ楽しみがある。
● コンプリートのものより、少しだけ割高になる。
スケートボードを始める際に一番最初に選ぶ必要があるのは板です。通称「DECK / デッキ」と呼ばれています。デッキはスケートボードの「顔」です。まずは、気に入ったデザインの物を選んでみてください。初めての方は、あまり形には気にせず、ますはデザインそして次にサイズを気にすればOKです。形に関しては、トリックができるようにならないと、何が自分に合っているかわかりません。そのため、デッキの形はスケボーに乗り慣れてきたら気にするようにしましょう!
デッキのデザインは完全に自分の好みで選んで大丈夫です。トップスケーターのシグネチャーモデルや好きなブランドのデッキ、好きなデザイナーのデッキ、そして好きなスケーターが使っているデッキなど選ぶ理由は様々ありますが、自分が「これだ!!」と決めて買ったデッキで滑るとテンションも上がりますし、大事に使います!まずは自分にとって最高の相棒を見つけてみてください!
デッキにはサイズがあり、スケートボードのサイズは「幅」と「長さ」を表しています。初心者の方は、長さに関しては滑る時に大きく影響しないため、まずは幅(inch)だけ気にしましょう。
デッキの幅はinch(インチ)で表記されています。『スケートボードで何をしたいか』で選ぶサイズが変わってきます。もちろん、性別や年齢によっても変わってくるため、下のチャート表を参考に選んでみてください。
チャート表をみても、どのサイズを選べばいいか迷っている方は、
●男性であれば、8.0~8.2inch
●女性であれば、7.5~7.75inch
が平均的なサイズとなっているたこのサイズで自分にあったデッキを探してみましょう。
大人のサイズチャート
子供のサイズチャート
また、スケボーのトラックを既に持っているのであれば、そのトラックに合わせたデッキのサイズを選びましょう。トラックにもサイズがあり、そのサイズごとに適したデッキのサイズがあります。各トラックブランドごとに、適したデッキサイズがあるので、詳しくは【STEP.2 トラックを選んでみよう】で説明します。
スケボーに乗り慣れて、トリックをするようになったら長さも気にしてみましょう。
長いとテールを弾いてから、ノーズ(前)が上がってくるまでに時間がかかります。そのため、ノーズが上がってくるのをしっかり待ってから前足を擦ってオーリーしないと、うまくオーリーできなくなります。ただ理論上、デッキが長い方が高さを出せます。
短いとテールを弾いてからすぐにノーズが上がってくるため、きれいなオーリーがしやすいと思います。また、ノーズが上がってくるスピードが早い=ボードコントロールもしやすいため、短いデッキの方が使いやすいと感じる人が多いです。
デッキを形は、「コンケーブ(反り)」と「キック」の2つの要素で決まります。
デッキに乗った時のグリップ力を上げる役割をしています。メーカーによって反り方の強さが様々です。好みもありますが、強ければずれにくく、弱ければ動かしやすくなります。ボードを回転させたりする場合、強いと回す足が抜けにくいですが、グリップがある分、小さい動きにも反応してくれます。逆に、弱いものであれば、ある程度足首の自由度があるので、トリック自体はやりやすい利点があります。ここは好みで別れるところですが、初めのうちは弱めのものをおすすめします。
コンケーブ同様、強いものと弱いものがあります。強めのものは、テール部分が高くなる分、オーリートリックなどで高さが出しやすいですが、ちょっとした動きでも反応してくれる分、安定性にかけます。逆に弱いものは低い分安定性が増すので、はじめにうちは弱めのものがおすすめです。
簡単にいうとデッキとウィールをつなぐ金属製の部品です。ベースプレート、ハンガー、ブッシュ、ピポットブッシュ、キングピン、キングピンナット、アクセルナット、カップワッシャー、ワッシャーというパーツで構成されています。アルミで作られるトラックですが、どのメーカーも仕組みやホールの規格は一緒(多少違うところもあります)なので、コンプリートを購入した後に、トラックだけを交換するケースもよくあります。ブランドにより硬さや軽さ、動き方の差があるので、特にバラで買われる場合は、好みや自分のスタイルに合わせてチョイスしてください。
トラックのサイズ(横幅)はデッキの太さに合わせて選びましょう。太いデッキにはトラックの横幅も長いもの、細いデッキにはトラックの横幅は短いものを選ぶ必要があります。デッキの幅とトラックの横幅があっていないと、グラつきやすくなったり、思ったように曲がれなかったり、トラックの性能を充分に活かすことができなかったり、長すぎるものを使うと足が引っかかってしまい店頭の原因となることもあるので使っているデッキの横幅に合わせてトラックを選びましょう。トラックのサイズ表記はブランドごとに異なるため、各ブランドのサイズ表記に適したデッキのサイズを記載したチャート表を参考にトラックのサイズを選んでみましょう!
トラックにも車高が高いものと低いものがあり、それぞれ「HI(ハイ)」と「LOW(ロー)」という言葉で表されます。
HIとLOWのどっちがやりやすいかは、人によって大きく分かれます。そのため、初心者の方が選ぶトラックとしては、どちらでもいいと思います。
●車高が高いので、大きなウィールを使用可能。(55mmぐらいまで)
●トラック可動域が広く、よりクイックにターンが可能。
●テールを弾くタイミングがLOWよりやや遅いが、上に飛びやすい。
●車高が低いので、53mmぐらいまでのウィールが使用可能。
●重心が低く安定感はあるが、トラックの可動域は狭い。地面とテールとの距離が短いため、ノーズが上がってくるのが早く、デッキコントロールがしやすい
●テールを弾く時にあまり力が要らず、脚力の弱い女性におすすめ。
トラックの定番ブランドを4つご紹介します。トラックを買うイメージができた方もできていない方も、まずはこの4つのブランド中から選ぶのをオススメします。
ウィールとは車に例えると、タイヤにあたるパーツです。ウィールは滑りやすさやスピードに大きく影響します。自分の滑り方や地面に合わせたウィールを選ぶと、快適に滑ることができ、トリックの練習がしやすくなります。また、ウィールには「ハードウィール(ストリート向け)」と「ソフトウィール(クルージング向け)」の2種類あります。
ウィールの大きさは、トラックの高さに合わせて選びましょう。トラックが低いのに大きなサイズのウィールを選ぶと、少し傾いただけでウィールバイト※1するため危険です。ウィールは大きければ大きいほど、速いスピードが出しやすくなります。ただ、ウィールが大きいと重くなるため、トリックはやりづらくなってしまいますので注意しましょう。
※1
ウィールバイトとは、ウィールがデッキに接触し、急ブレーキがかかってしまう現象のことです。トラックのブランドにもよりますが、以下を参考にウィールの大きさを選べば、ウィールバイトしにくくなります。
ウィールの硬さは、〇〇Aという表記で表されます(Aとはウレタンゴムの硬度で、数字が大きほど硬くなります)。「A」の前に表記される数字が大きいほど硬く、小さいほど柔らかくなります。この硬さを基準にウィールは、「ハードウィール(ストリート向け)」と「ソフトウィール(クルージング向け)」の2種類に分かれます。それぞれの特徴は、下の表をご確認ください。
ウィールと同じくスケボーのスピードに大きく影響を与えるベアリング。ベアリングをウィールの両側面の穴にはめてトラックにセットすることで、プッシュする力が効率よくスケボーを進める力に変わります。ウィール1個に対して2つのベアリングが必要なので、スケボー1台に必要なベアリングは8つになります。
ベアリングの回転しやすさは、ABEC(エイベック)で表記されます。ABEC1,ABEC2,ABEC5,ABEC7,ABEC9が存在し、ABECの後に記載されている数が大きくなればなるほど、ベアリングは回転しやすくなります。つまり、ABECの数が大きくなればなるほど、スピードが出やすくなります。初心者の方やスケボーに慣れておらず、速いスピードが怖い方はABEC3やABEC5を使うことをオススメします。スケボーに慣れて、早く滑りたいと思ったら、スピードを出しやすいABEC7やABEC9を使ってみましょう。
ベアリングの回転を良くするために使われるオイルの種類によって、ベアリングは「グリスタイプ」と「オイルタイプ」に分かれます。初心者の方は、メンテナンスの手間がいらないグリスタイプがおすすめです。
グリスタイプのメリットは、メンテナンス不要であること。ベアリング内部のオイルがグリスであるため、理論上は半永久的にオイルが切れません。そのため、メンテナンスしなくてもスピードは落ちにくいのが特徴です。
オイルタイプはしっかりメンテナンスすることで、グリスタイプのベアリングよりも回転しやすくなります。しかし、オイルタイプは定期的にベアリング専用オイルをささないと、ベアリングが回転しなくなるため手間がかかります。そのため、クルージングで使用する場合は、ベアリングが壊れることは少ないため、定期的にオイルをさしておけば、回転力を保つことができるためおすすめです。
デッキテープとはデッキ(板)の足を乗せる面に貼る、ザラザラしたテープのことです。このテープを貼ることにより、滑る時に足がずれにくくなったり、オーリーの時にデッキを擦り上げやすくなります。デッキテープを貼らなくても滑れますが、トリックなどはやりにくいので、スケボーに必要なパーツの1つです。
デッキテープには、「目の粗い物」と「目の細かい物」があります。
オーリーする時にデッキが足によく食いつくため、擦り上げる動作がしやすくなるのが特徴です。しかし、板の上で足が動かす時に抵抗が強くなるので、スタンスを調整しづらく感じる人もいます。目が荒いデッキテープにはデメリットがあり、デッキテープが足によく食いつくため、靴の消耗が早くなります。
あまり足に食いつかなく、足を振り抜きやすくなるのが特徴です。つま先でノーズを振り抜いて板に回転をかけるキックフリップなどのトリックは、目が細かいデッキテープの方がやりやすい人もいます。また、目が細かいと板の上で足を動かす時の抵抗が少ないので、スタンスを変えやすいです。
何もグラフィックもなく、黒いデッキテープが一般的ですが、最近では様々なグラフィックのデザインのデッキテープが発売されています。そのため、デッキと同様にデッキテープのグラフィックにこだわることもできます。デッキテープに自分で絵を描いたり、貼り方を工夫することでオリジナリティを出すこともできます。
トラックとデッキを止めるもので、ビス、ナットを含め 8本必要になります。ウィールの大きさによってはバイト(ウィールが板にあってブレーキがかかる)をしない様にデッキとトラック間に高さを出すライザーパットを入れる為、長さのあるビスが必要になります。通常 7/8〜1インチのものを使います。カラフルなものも種類も沢山ありますが、長さに気をつければどんなものを選んでもらっても構いません。
以上が簡単なスケートボードの選び方ですが、まずは使ってみないと良し悪しは分からないところ。まずはお店にあるボードを試してみたり、友人の板を借りて乗り比べてみたりして自分に合うスケートボードを見つけてください。他にも交換用のブッシュ、ベアリング用のオイルなど様々なパーツがありますが、今回はスケートボードの選び方という事で、次回説明したいと思います。
まずは自分にあったスケートボードを選ぶ事が、上達への第1歩‼︎です
ENJOY SKATEBOARDING‼︎
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