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THE SUNS 神田小川町店

ABOUT MID-LENGTH SURFBOARDS vol.2

2020.08.24


こんにちは、サンズ神田小川町店 宮崎です。

前回のブログに引き続き、第二回目となる今回はシングルフィン・ミッドレングスボードのフィン選びについてお話ししたいと思います。

 

先におことわりしておきたいのが、「このボードにはこのフィン」的に決め付けてしまわないのが私の考え方です。

なぜならば、同じボードでも乗る人の体格やライディングスタイル、波のコンディション、波質などによって選ぶフィンが変わってくると思うからです。

言い方を替えますと、同じボードでもフィンを変えることで違った乗り味を楽しむことが出来るのです。

 

『フィン選び・・サイズ』

フィンのサイズ表記はDEPTH(デプス)といって、ベース部分からティップ部分(フィンの頂点)までの高さをインチで表しています。

7'0"のボードであればフィンサイズは8.0"か8.5"、8'0"のボードであれば8.5"から9'0"くらいが目安になります。

迷ったら大きいほうのサイズをお薦めします!(ボードが安定するのとスピードが得られるからです。)

 

『フィン選び・・タイプ別』

同じサイズ数値のフィンでも「形状」や「ボリューム(表面積)」等によって乗り味は異なります。

ここではいくつかのお薦めフィンを例にとってお話ししたいと思います。

 

①GEORGE GREENOUGH 4A

ボードのタイプを選ばず多くのボードに対応することができるオールラウンダー。

広いベース幅により安定感と加速性能が高く、後ろ方向に伸びたティップが伸びのあるターンを可能にしてくれます。

 

②CAPTAIN FIN CHRISTENSON TRACKER

GREENOUGH 4Aに比べ、ベース幅を少し狭くし、ウェストからティップ部分を細くしたことで、ターンの半径を小さく小回りの効いたターンが出来ます。

実は私のお気に入りのフィンで、CHRISTENSON FLATTRACKERとの相性は抜群に良いです!

 

③CAPTAIN FIN ALEX KNOST

スイープ角度が少ない立ち気味のデザインと細いティップは、ターン時に水との抵抗が少なく、クリっとターンすることが出来るほど回転性に優れています。

 

④CAPTAIN FIN JEFF MCCALLUM

スウィープ角度が大きくティップ先端が後ろ側に伸びたデザインで、粘りある伸びのある大きなターンを可能にしてくれます。

リーフブレイクなど波のフェイスを大きくグライドしたい時に向いているフィンです。

 

⑤TRUE AMES SKIP FRYE

ベース幅を絞ったナローベースと立ち気味のレイクアングルによりマニューバビリティー(運動性)が高く、フレックスする特有の粘りのあるしなりでターン時にドライブ感も体感できます。

 

 『フィン選び・・・まとめ』

・安定したライディング+ドライブ感を求めるなら→ベースエリアの広いフィン

・安定したライディング+しっかりとしたターンを求めるなら→高さのある立ち気味のフィン

・伸びのあるターンを求めるなら→スイープ角の強い後ろ側に伸びたフィン

 

『フィン選び・・・おまけ』

最初にお話ししたようにフィンを変えることで乗り味が変わるので、自分のボード、自分の好きなライディングスタイルに合ったフィンが見つけられると思います。

そのためにはお友達の持っているフィンを借りて試してみたりして、フィンとボードの相性などを実際に乗って確かめてみることをオススメします。

そのうえでタイプの違うフィンを2~3本持てると貴方のライディングの幅も広がり、波乗りがさらに楽しくなると思います。

 

まだまだ説明しきれない部分が多々ありますので、ご不明な点やご質問などございましたら。お気軽に店舗スタッフまでお問い合わせください。

皆様のご来店をお待ちしております。